目次
閃の軌跡Ⅲ
ゲーム概要
製品概要
【タイトル】閃の軌跡lll
【プラットフォーム】PlayStation®4, PlayStation®3
【発売日】2017年9月28日
【ジャンル】ストーリーRPG
【プレイ人数】1人
【CERO】C(15歳以上対象)
必要クリア時間
クリアだけに注視すれば50時間ほど、隠し要素ややり込みを要素を含めた場合80時間ほど
登場人物(一部抜粋)
リィンシュバルツァー トールズ士官学院・特科クラス《Ⅶ組》に在籍していた青年で、灰の騎神ヴァリマールの起動者。士官学院卒業後、政府から帝国軍入りを強く求められるもそれを固辞。トールズの精神を残すため、そしてこれ以上騎神ヴァリマールと自分の力を利用されないために、帝都西郊に新設されるいわくつきの《第Ⅱ分校》で教官の職務に就くことを選択する。
ユウナ・クロフォード 旧クロスベル自治州出身の正義感あふれる活発な少女。数々の難事件を解決したクロスベル警察《特務支援課》の活躍にあこがれ、警察学校への入学を果たすものの、エレボニア帝国の占領により志半ばで夢を絶たれてしまう。そんな中、ある人物の申し出を受けたユウナは“侵略国家”としての帝国の実態を確かめるため、そしてクロスベル市民としての誇りを示すため《第Ⅱ分校》への入学を決意する。
クルト・ヴァンダール 帝国の武門として知られる「ヴァンダール家」の生まれで、一族の中では珍しい青灰色の髪を持つスマートな美男子。天才的な双剣術の腕を持ち、いずれはヴァンダールの一員として皇族を守るという使命感に満ちあふれていたが、内戦終結後、《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの策略によって一族が皇族の守護職を解かれ、自らの目標を失ってしまう。失望感からトールズ士官学院への入学を辞退しようとするが、兄ミュラーの勧めで迷いながらも《第Ⅱ分校》への道を歩むこととなる。
アルティナ・オライオン 帝国軍情報局に所属し、黒兎(ブラックラビット)というコードネームを持つ感情が希薄な少女。最新鋭の戦術殻《クラウ=ソラス》を使役しており、内戦時は貴族連合をあざむくフェイクとして各地で特殊工作活動をおこなっていた。内戦終結後は情報局でさまざまな任務を遂行、《灰色の騎士》リィン・シュバルツァーの行動を監視するかたわら、パートナーとして彼の任務をサポートするようになる。そんな中、リィンの教官就任を受け、アルティナも“生徒”として《第Ⅱ分校》に派遣されることになるが……。
ランドルフ・オルランド 大陸最強と言われる猟兵団「赤い星座」出身の元猟兵。《Ⅷ組・戦術科》担当教官。クロスベル併合後に特務支援課が解散となり、帝国軍・クロスベル方面軍警備部隊へ配属となった後も仲間とともに粘り強く抵抗運動の準備を進めていたが、ある人物の打診を受けたランドルフは、クロスベル独立の可能性を見出すために一人で帝国へと向かうことを決意する。
アッシュ・カーバイド 帝国西部の歓楽都市のスラムで育った、一見陽気だがどこか影のある猛々しい不良青年。《Ⅷ組・戦術科》在籍。内戦中は愚連隊めいたチームを結成し、歓楽都市を襲った野盗団を半殺しにしつつ撃退──正規軍や遊撃士協会からも一目置かれるようになる。しかしそれらの勧誘を全て断り、幼い日に失われた“彼の過去”を知る何者かの推薦で《第Ⅱ分校》に入学することに。大柄だが豹のようにしなやかな体躯を持ち、格上の相手すら裏技で仕留める。なぜか教官のリィンに対して挑発的で、事あるごとに絡んでくるが……。
トワ・ハーシェル《第Ⅱ分校》で《Ⅸ組・主計科》の担当教官となる、見た目は幼いが優秀で努力家な女性。トールズ士官学院在学時は生徒会長として活躍し、帝都夏至祭での混乱収拾、クロスベル通商会議で能力を発揮。内戦時には巡洋艦《カレイジャス》の艦長代理としてその卓越した指揮能力で帝都解放にも貢献した。帝国が不穏な道に歩み始めるのを察したトワはトールズの精神を残すため、少しでも帝国の現状を良くするため《第Ⅱ分校》で“教育”の道を選ぶことを決意する。
ミュゼ・イーグレット 西部の名門・イーグレット伯爵家出身の清楚かつ蠱惑的な言動が特徴の少女。《Ⅸ組・主計科》在籍。成績優秀で貴族子女らしい品の良さがあるが、どこか底知れないところがあり、新米教官のリィンを事あるごとに誘惑しようとしてくる。以前は帝都にある聖アストライア女学院に通っていたが、内戦後は諸事情により女学院を退学。その半年後、突如軍人の道を志してトールズ士官学院・第Ⅱ分校への入学を果たすが……。
ティータ・ラッセル 天才導力学者・ラッセル博士の孫娘にして機械には目が無いリベール王国出身の少女。《Ⅸ組・主計科》在籍。かつての仲間であるオリヴァルト皇子からの情報で帝国に何らかの異変が起こりつつあることを知ったティータは、母親の猛反対を押し切って“交換留学生”という立場で《第Ⅱ分校》へ入学。導力技術を学びつつ、機甲兵や戦術殻という謎の技術を自分の目で確かめるためシュミット博士に師事することになる。
ここに注目
フィールドマップの形状がそのまま戦闘マップへ
いままでは魔獣などと接触することで戦闘マップへと切り替えられバトルが始まったが、閃IIIでは、戦闘マップの要素が廃止されていて、フィールドやダンジョンで敵と接触した場所がそのまま戦闘マップになるため、敵と接触する場所で戦術も変わってくる。
ワンボタンで直感的にコマンド入力を行う「ダイレクトコマンド」
リング上に描かれたアイコンからコマンドを選択する従来の「リングコマンド」方式から方向キー、○△□×ボタンに各コマンドを割り当てる「ダイレクトコマンド」方式へと変更されている。攻撃、移動といった各アクションがワンボタンで発動するため今まで以上にスピーディに操作できるようになった。
戦況に合わせて臨機応変にオーダーを切り替える「ブレイブオーダー」
ブレイブオーダーは戦闘することで溜まるBP(ブレイブポイント)を消費することで各キャラの行動時、「ブレイブオーダー」を選択。ターンを消費せずに「オーダー(作戦指示)」を発動させることができる。発動中は一定ターンの間、敵の魔法を吸収したり、消費EPを軽減したり、ダメージを増加させたり。色々な効果がある。戦況に応じてうまく使い分けていこう。
より戦闘が激しくなった騎神戦
巨大ロボット同志の戦いである騎神戦、前作までは1VS1の戦闘だったが今作からは複数戦に進化、より高度な戦いが求められる。ブレイクゲージを溜めることで「連撃」や「必殺」を使い戦闘を有利に進めて行こう。
戦術オーブメント《ARCUSⅡ》
前作、前々作と登場した戦術オーブメントARCUSその発展型のARCUSⅡが本作で実装。この《ARCUSⅡ》のスロットに「クオーツ」と呼ばれる結晶回路をセットすることで所有者の身体能力を強化したり、「アーツ(導力魔法)」を発動させることが可能となるのだが、今回からはマスタークオーツが2つ装備することができる。これにより基礎ステータスはもちろん、さらなるアビリティやアーツを使用することが可能となった。組み合わせ次第では、相手を完封できるほど強力なものもある。
順当なる進化ゲーム性の向上
閃の軌跡シリーズ3作目となる今作、ATバトルRPGとして完成してきた印象があります。おしい点はまだまだありますが、ロード時間が前作に比べ格段に速くなっている点や進化したバトル要素、軌跡シリーズとして長い歴史があるため、ゲーム内の設定は非常に細かく仕上がっていて、政治、経済、軍事、歴史や各人物の生い立ちなど深く練られているものがあります。続編ものなので今作が初めての方は各キャラクターの相関図などに戸惑うかもしれませんが、ゲームとしては十分遊べる内容となっています。ただ、グラフィックに関してはPS3ベースのためかPS4でもそこまで大差はありません。今後は3Dモーションの進化など景観などにも力を入れてほしい作品ですね。I・IIのリマスター版も発売されていますので、ストーリーが気になる方はこちらもプレイしてもよさそうです。