目次
DIVISION2
ゲーム概要
崩壊の危機を迎えたワシントンDC。
秩序は失われ、国会議事堂でのクーデターの噂が混乱をあおる。
ディビジョンエージェントとなり、街を救おう。
一般市民として暮らすエージェントから成る精鋭組織ディビジョン。市民を守る最後の砦である彼らに、DCの運命は託された。武器を取り、持ち得る全ての力を出し切り、新たな脅威に挑もう。
製品概要
【タイトル】DIVISION2(ディビィジョン2)
【プラットフォーム】PlayStation®4, Xbox One, PC
【発売日】2019年3月15日
【ジャンル】オンラインRPG
【プレイ人数】オンライン専用 1~12人
【CERO】D(17歳以上対象)
必要クリア時間
メインミッション(レベル30まで)と第二部(ブラックタスク侵攻)をすべて進めるには約50~70時間以上はかかるかと思います。
ここに注目
【オンラインゲームでのチームプレイ】
基本はPvEでソロでもプレイは可能だが、オンラインの機能を十分に味わうためには色々な人とチームを組んでミッションを進めていったほうが楽しめる。味方と協力することでLMGの制圧射撃で敵の進行を牽制し、その間にチームを前線に押し上げたり、スキルを使ってこちらに有利な状況を作ったり個人のプレイスタイルが上手くかみ合うと戦力が何倍にもなることを感じ取れます。
【豊富な武器、装備】
本作はハック&スラッシュ要素の強いTPSである。武器種はアサルト、サブマシンガン、ショットガン、LMG、マークスマン、ハンドガンに大きく分かれるが、同じ武器でも性能が違うため、プレイスタイルに合わせて強化していくことができる。また装備にも状態異常耐性を上げたり、自動でアーマーを回復させたりといったタレント付の装備が色々とあります。
アサルトライフル
ライトマシンガン
サブマシンガン
ショットガン
ライフル
マークスマンライフル
ハンドガン
【広大なオープンワールドマップ】
本作の舞台となるのはワシントンDCであり、ランドマークから路地裏、地下鉄や橋、細部に渡りその広大な都市が忠実に再現されている。探索要素があるため、オープンワールド好きにはお勧めできる作品である。
【前作から一新されたスキル】
各スキルを解除するにはスキルポイントが必要であり、メインミッションを進めていく必要がある。どれも特徴的なスキルなのでよく考えて取ったほうがいい。ジャンルは大きく分けて8種類、さらにそこから性能の違うものが3種類ほどに分かれている。さらに装備MODも装着が可能、序盤は回復系のケミランチャーや囮にもなるタレットを取っていくといいだろう。
【Pulse】主に索敵要素の強いスキル、敵の位置を検知したり、敵の電子機器を妨害する。
【タレット】タレットは指定した場所に設置することで敵を攻撃します。マシンガン、火炎放射、スナイパーの3種類があります。
【ハイヴ】ハイヴは味方の蘇生や火力バフ、範囲内発動型の支援系スキルです。蘇生は自分が瀕死することでも発動可能です。
【ケミランチャー】粘着質の強い泡で敵の行動を阻害したり燃焼ガスや、腐食性の酸を周囲に散布できます。またアーマー回復効果のあるガスも使用することが可能です。
【ファイアフライ】独自の推進機構をもち、複数の敵に対してダメージを与えたり敵の視力を低下させる能力を持っています。
【追尾マイン】ターゲットを指定することでその場所まで自動で転がっていき爆発します。空中炸裂やクラスター化が可能です。
【ドローン】遠隔操作により敵を空中から攻撃したり、味方アーマーを修復したりすることができます。撮影はできません。
【シールド】全身を覆う重装甲型と軽量型、反射型があります。重装甲と反射型を装備中はサイドアームしか使うことができません。
今回も健在するダークゾーン
前作にも登場したPvPも可能なエリア、今回はさらにローグシステムというものがこのゾーン限定で存在する。
物資の妨害やハッキングでローグに、ローグ中に他プレイヤーをキルするとディサヴァウドローグに、さらに殺し続けることでマンハントステータスへとそれぞれ昇華していきます。マンハントになることで報酬がさらに増えていくシステムとなっている。またダークゾーンレベルを上げていけばこちらが有利となるダークゾーンスキルを獲得することができるようになる。クールダウン時間短縮や、回収ヘリの到着時間を早めたりできるようになる。
対人戦用コンテンツ、コンクリフト
こちらのモードは完全なPvPオンリーのコンテンツ4v4に分かれて、ドミネーション(ポイントコントロール)やスカーミッシュ(チームデスマッチ)を対戦することができます。とても単純なルールなので誰でも気軽にプレイすることが可能です。
新実装コンテンツ レイド
このコンテンツは最大8人のエージェントでチームを組んでミッションに挑むことができます。…が現状、通常プレイの最高難易度ヒロイックを上回る難易度となっており、VCありでも攻略が困難な状態です。かなり敷居が高くなっているため、根気よく行く必要があります。
環境、天候、時間の変化
昼夜サイクルが機能していているため、同じ場所でも雰囲気がかなり変わります。さらに雨が突如降ってきたり、霧で視界が悪くなったり環境の変化が戦闘にも影響してきます。レーダーをよく見て敵がどこから接近してきているのか注意しなくてはなりません。気づいたら後ろに…なんてこともあります。
夜間+霧の環境、視界が悪くレーダーを頼りに戦う必要がある。
タレント機能
本作には一定以上のレアリティの武器や装備に付与効果が付いているものがある。タレントには常時発動型と一定条件で発動するタイプが存在。またレア度エキゾチックの装備には固有タレントが付いているものがあり、かなり特殊なタレントとなっている。ここでは一部を紹介していく。
イグニイテッド 炎上状態の敵に与える武器ダメージが10%増加する
アキュレート 命中率が15%向上する
ハードヒット エリートへのダメージ+10%
信管制御 グレネードボタン長押しで投擲から起爆までの時間を短縮できるようになる
キャパシティブ スキル持続時間+20%
前作からの正当進化、多彩なメカニクスや特徴的な敵が臨場感を増やす
ミッション中先に進むために色々とスイッチを押したり、バルブを撃って水を流し火を消して進む場所などそのミッションに対応したメカニクスが増えているのが目立ちました。また出現する敵の種類にも変化があり、突撃兵、狙撃兵、支援兵、重装甲兵、工兵といった感じに交戦するたびに敵編成に変化があるのを感じ取れました。中には各組織ごとに特徴的な兵も存在し、自爆兵、火炎放射兵、ハンマー兵などもいました。ストーリー全体もよく描かれていて、各ミッション自体は短時間で終わるものの、そのミッションごとのサブストーリーもよく練られているのが印象的で、登場人物がどういった行動をとるのか先が気になります。コントロールポイントといったプレイヤーの戦闘介入により敵や味方の補給線や戦線が変化するのも面白い造りだと思います。ゲーム全体的にみてもこのゲームはワシントンをオープンワールド化するのに成功した作品と言えるでしょう。街を散策するだけでも人質を救助したり、裏路地から敵の裏手にまわれたりできて。オープンワールド、ハック&スラッシュ、TPSが好きな方はぜひプレイしてほしい作品です。