ゲーム概要
9月6日~9月11日までの5日間の間に配信されていたバトルフィールドVのBETA版をプレイしてみました。
第二次世界大戦をテーマに描かれた本作は、戦場の臨場感を更に体験できる仕上がりになっていました。
製品概要
一新されたマップデザイン
マップデザインですが、前作の全体的に暗い感じのイメージから一新されて、色調の強い(雪原、市街地)感じに作られていたのが印象的でした。ただマップが少し広いためか敵と対峙するまで時間がかかるのが気になりました。また建物が細部まで壊れるようになっていて、邪魔な建物を破壊して無理やり射線を広げたりすることも可能になっていました。高低差もかなり作られていて色々な場所から撃つことも可能になっています。
前作からの変更点
システム面に関しては、スポットの廃止が衝撃的でしたね。なので敵も味方も見敵必殺状態でした。また色調が強くなったせいか視認性が悪いためしゃがみ状態の敵兵が発見しづらくなっていました。携行できる弾薬数もかなり減らされていて、残弾数を気にしないとすぐに弾切れに陥ります。
反面、弾薬回復スポットが複数個所に追加されていて、補給線の維持が必要になっている気がします。
またバグも結構な数が報告されていました。発売延期は妥当な判断だと思われます。
より重要になったチームプレイ
お馴染の分隊システムは5人から4人編成に変更されている、今回から全員が蘇生できるようになっているのでよりチームプレイが重要になるように作れていた。また瀕死状態になると、味方に救助を求めるか早く死んでリスポンするか選択できるようにもなっていました。
減ってしまった鉄の棺桶
ビークルに関してはスポーン数が大幅減、これはせっかくの第二次世界大戦の戦場なのですからもう少し増やしたほうがいい感じがしました。ビークルによっては、野砲をけん引できるので移動させ別角度から撃ったりもできるようになっていました。
また一部のエリアは陣地構築ができるようになったためバリケードを作って敵の進入路を塞いだりすることができるようになったのが新鮮でしたね。ここらへんは某バトルロイヤル系のゲームの影響を受けているんじゃないでしょうか?
音響効果ですが、これは文句なしの出来栄えです。砲撃音、建物が崩れる音から、歩く場所によって変わる足音まで細部にこだわった演出がなされていました。
全体的な感想ですが良くも悪くもバトルフィールドといったところでしょうか、改善すべき点は多々ありますがチームプレイ重視のゲームにより近づいた印象が強く見受けられました。陣地構築や補給線の維持は戦争感を出すために取り入れられたシステムなのでしょうが、色々取り入れようとして上手くまとまらなくなってきている気がします。できれば初代の1942の雰囲気が戻ってきてくれればいいのですが、昨今のFPS関係のゲームシステムを鑑みると難しいのが現状でしょうか。
私はプレイ中はハーフトラックでマップをグルグル回りつつ、味方を占領地点に展開させ、敵はそのまま轢き殺していました。意外と速度が出るので結構楽しかったですよ。武器はライフル系に倍率スコープを付けると使いやすかったですね、視認性が悪くなっているため隠れやすいし、隠れられやすいですね。不意の遭遇が多々ありました。
各モードを遊びましたが、その中でもエアボーンがかなりひどかったですね、降下側はライフルで狙撃されまくるわ、防御側は陣地を取られたら逆転はできないわ。降下側は降りる場所を、防御側は突破力のある何かがあれば少しはましになりそうです。